著者は理学療法士。「ヨガで健康になってほしい。
そのために解剖学が役に立つはず」という目的で書かれている。
ヨガでけがをしないためには、解剖学の知識が役立つというのだ。
太陽礼拝の流れで、書くアーサナを保持している状態を前提に、アライメント(各部位の配列)や筋肉の使い方をチェック解説している。
身体のどこをどう意識するか考えるのは頭を使うが、徐々に体の感覚で理解できるようになるはずだという。「考える」から「感じる」アーサナになるのが最終目的。
感じることができるようになれば、無理な姿勢は違和感、不快感として避けるようになりけがもしなくなる。
確かに、今膝を痛めているけど、そうなったとき、そして治りかけのとき、どうしたらいいのかを感じることができたら、直すための方向性が出てくる。
どんな無理がかかっているのか、その回復のためにはどの筋肉を鍛えることが必要かなどがわかるようになるのかもしれない。
アーサナの一つ一つに注意深く向き合うことが出来そうだ。
健康になるためのヨガになるためには、必要な学びだと思う。
今までは、そんなこと考えたことなかったのだけど、ここにきて「解剖学」を学ぼうという段階になったのだと思う。