70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

日常で役立つヨガ 詩吟編

ヨガとともに詩吟も学んでいるのだけど、この頃共通だなぁと思うことが多い。

呼吸法とか身体を楽器にするとかもそうなんだけど、ぶれないための訓練をしなくちゃいけないということ。

私は音感に自信がなく、音が外れてしまう。音程をうまく取れない原因を考えてみると、他人にとても左右されている自分を発見する。

詩吟の時も歌を歌ったりするときも、他人の音にうまく摺り寄せてなじんでいこうとしてしまう。

カラオケに行くと、どんな人とも一緒に歌えるけど、一人では歌えないのはこのためだ。

これは、歌い方だけでなく、生き方というか心の持ち方にも関係すると思う。
自分の道を進めなくて、ふらふら他人に寄り掛かる生き方をしているのではと反省。

ヨガで学んでいるのは、自分の身体だけを頼りとすることで、主体的に生きる思考方法を身に付けることのはず。

逆立ちなんかをするのも、誰かに助けてもらったり本を読んだり教えてもらうのではなく、自分の身体を使い方法を頭で考え、感覚を研ぎ澄ませて、繊細にチューニングすることを学んでいるはず。
 
外にではなく内側に意識していくのがインド哲学の悟りへの道。
自分を失くさないように意識することで、音程もぶれなくなるかもしれない。
 
他にもヨガが詩吟と関係していると思うことがある。

高段者の吟詠指導に参加したことがある。

横隔膜を下げての腹式呼吸を繰り返し練習。インナーマッスルを使うけど、のどや上半身は力を抜くことは、ヨガと共通する。

深い腹式呼吸で、せなかにまで空気を入れることもヨガの呼吸法と一緒。
 
アーサナの時はおなかは引き上げて胸式呼吸になるけど、詩吟ではいつも横隔膜を下げてみぞおちのところを膨らませたままにしておくことは違う。でも呼吸を意識してコントロールしていく練習というのは同じだと思う。
 
この頃詩吟の声が以前よりよく出るようになってきたのは、ヨガを続けていることの効果ともいえる。
 
ヨガを学ぶと、ぶれない自分の軸を作ること、身体を楽器にすること、などを意識していくことになる。
呼吸法が上達して、詩吟も上手になる。
 
こんなふうにヨガを学ぶことが、詩吟以外にも日常のいろいろなことに応用できる、っていうか日常そのものになってヨギーニになっていくのね。
 
to be yogini は続く