70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

南伊豆は仏像の宝庫だった

仏像鑑賞の旅


上原仏教美術館
大正製薬の創業者夫婦の、豊富な財力と暑い信仰心とで
集められた仏像たち。
仏像初心者の私には、とても勉強になった。

一本づくりの仏像120体が一堂に常設展示されている。
他の参観者はほとんどいなくて、どっぷり仏像空間にひたれる。
間近に見たり、後ろにも回れる仏像もあったりで、堪能できる。
外は夏日で暑かったけど、空調の効いた館内でゆっくり過ごした。


かんなみ仏の里美術館
こんなところに、と思うようなひなびた場所に立派な仏像が
地元の人の信仰に守られていた。

そのことを、誇りに思っているボランティアガイドの親切丁寧な
説明をなんと2時間くらい聞くことができた。
(昼食前に行ったからおなかがすいたって途中で訴えたけど無視された・・・)

薬師如来像を守る12神像立像がすばらしい。
顔の表情が生き生きとして、邪悪なものを寄せつけないぞ!と威嚇している。

鎌倉幕府と伊豆の各地豪族との関係、仏師の系統とかたくさん勉強させてもらった。
ガイドの人は「これらの仏像は年代や作者を示す証文の一つもあれば国宝ものなのに」と何度も嘆いていました。

伊豆地方の歴史と文化に触れることができ、ガイドさんとの出会いに感謝。

上原近代美術館
仏像美術館のすぐ横にあったし、入場券がセット割りになるで
ついでに鑑賞。
小品が多い。
須田国太郎の作品が多い。たくさんの所蔵品から、企画展で30点くらい展示されていた。
見学の人も少なく、まじかにじっくり見ることができる。
部屋の真ん中の椅子に座って、のんびり我が家に飾るならどれがいいかなんて選んだりした。
ラウンジでは庭の彫刻を眺めソファでセルフで入れた無料の飲み物を楽しめる。

贅沢な空間と時間を提供してくれる美術館だ。