70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

インドの風

今年最大のイベントかもと思ったインドのカマル師のワークショップ。

バシバシ動いて汗たらたらになるかと思ったら、ちょっと違った。

最初の呼吸法(プラーナヤーマ)に時間をかけ、ゆっくり丁寧に行った。

1回ごとに前より長くと繰り返すと、思っているより以上に長い呼吸になっていった。

動作と呼吸を合わせる、1挙動1呼吸。簡単な動作で繰り返して体にしみこませるようなトレーニング。


深い長い呼吸に動作を合わせたら、自然と丁寧で穏やかな所作になるだろう。そしたら、心も穏やかに優しくなるってことにつながるんだろうな。

ヨガでは、動作もゆっくりしてみましょうって言われたり本などに書いてあるけど、呼吸がゆっくりだったら動作はゆっくりになる。どちらが先でもいいしどちらも大切、心と体はつながっているってことでもある。

手を上に上げたり下げたりの時にも、カマル師のアジャストは優しく私の肩を下げる。

日常のくせになっているところだ。

マリーチアーサナでも、肩が上がりがちなので、下げるようなアジャストを受ける。

カマル師のアジャストはあたる力は軽いのだけど、ぐっと体を開いてくれる。

ウッティタ トリコーナーサナで、上の肩をそっと開いていくと、痛みなしに胸が上に向かって開いた。
今までは、そんなに開くはずないと思い込んでいた。
マインドブロックがひとつ外れたというのはこういうことなのかな?

身体は動くけど、それを維持する筋肉はまだ育っていない感じがした。

シャバアーサナのとき、全員にだとおもわれるけど、下半身を持ち上げてより遠くに置きなおしてくれた。

これも、身体はもっと伸びてゆったりできるよ、と感じさせてくれた。


このワークショップでは、燕スタジオの2階に入った時からインドの風が吹いていた。
英語での自己紹介も、たどたどしくったって参加者みんな自然体。

日本語交じりの英語でのアーサナの指導も、ときどき笑い声が上がり顔がゆるむことがあるほど緊張感なく、スムーズに進んでいく。

アジャストに回るカマル師が近づくと、インドの香りをかすかに感じるのが気持ちいい。

カマル師はスマイルが魅力的で、身のこなしが軽々としていて、インドの風を運んできてくれた。

実は、ワークショップが近づくと緊張でおなかが痛くなりそうだったけど、そんな心配無用だった。

インドヨガツアーのミニ体験できた。
いつかインドに行く時が来るかもしれないな。

このワークショップ開催のために尽力くださった方々に感謝。