「人から褒められたのは、これまで自分が子供だったからだ。大人になったのだから、自分のことは自分で褒めよう。」
「やりがいのある仕事」という幻想 森博嗣 著 からの言葉
自分なりに仕事をしたのに、ダメだしされたからとへこんでいる私は、ただのほめられたい女の子ってことなのかしら。
人間だれだって褒められたらうれしいというのは一般的に言われる。おだてて人を働かせようってほどあくどくはなくても、声のかけ方ひとつで人は好意的に動いてくれるというのはハウツー本でもよく書いてあることだと思う。
そんな甘っちょろい常識に、そんなことでいいのって釘を刺してくれる言葉だ。
ほめられてうれしいってところから、一段上のゆるぎない自分軸を持った人間への道だと思う。
自分に対してはこういう厳しさを心がけたいと思うけど、他人に対しては、ほめて伸びてほしいという場面がたくさんあると思う。
欠点だけを指摘するような私の物言いはを反省して、長所を見つけること、その人だからこそという独自性を発見確認すること、いろんな観察の上での付き合い方を考えていきたいものだ。
松浦弥太郎さんの本で、イメージすること観察することが繰り返し書いてあった。
それって断捨離の「俯瞰」ってことにもつながる。
それってヨガの瞑想にもつながるし・・・
「遺言」 で書かれていることは、自分をほめようではなくて、自分を客観的に見つめなさいということ。本当の自分、いままで認めなかった自分を掘り出してみなさい、ということ。甘えちゃダメ、ってことが何度も繰り返されている。