和服を断捨離しだして、いろいろな出会いがある。
去年から始めた詩吟の先生から「うまくなった時のためにいい和服を1枚はとっておいてね」と言われた。それも、趣味っぽい紬ではだめでちゃんとした縮緬。
1枚とっておくなら、趣味の着物もとっておこうかという気持ちになって、積み上げた着物を譲るもの処分するもの、残しておくものと分けて整理しだした。誰にも助けを求めるわけにはいかない、自分で向き合い選択するんだと覚悟しながら進めていった。
そんな時、やましたさんとおのころ新平さんのコラボセミナーがあり、参加した。開始時間を間違えて、半分しか参加できないと気が付いたときはパニックになった。それでも、がんばって駆け付けて用意されていたテーブルに着くと、そこには和服の女性が!!!
お母様の着物をもったいないから着ているんだと、同じく着物を着た友達と参加していた。私が着物を一大覚悟で処分しようと思ったとき、着物のほうから私に「捨てちゃダメ」と言ってくるよう。
私の本当の気持ちをもう一度見つめてみよう。本当は捨てたくないのではないのか?捨てよう捨てなくちゃと思うのはどうしてか?
着物を着てきた彼女と話す。着てあげなくちゃかわいそう!そう、処分するにしても、私が気に入った着物を着てから考えればいいのでは。洗い張りなどのメンテナンスの大変さを考えていたけど、汚れたらもう着なければいいと簡単に考えてどんどん着てみようか?
着てもいないで、着物を着るのは大変とまだこないことに不安を感じるのではなく、機会を見つけて着て、それが大変だったらそのとき処分を考えよう。
まずは、着たいと思う着物を和ダンスに戻して、部屋中に広げていた着物を片付けよう。この2週間くらいあれこれグダグダ考えていて、寝室の半分くらいを着物が占めていた。久しぶりに腰痛が出たのは、この環境の悪さのせいだったりして・・・