70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

『生き方としてのヨガ』 龍村修 著 第1章から第4章

龍村氏について

数年前に国際総合ヨガの合宿でお目にかかったことがあります。

f:id:hoymin:20180315143943j:plain

hoymin.hatenablog.com

 

断捨離のやましたひでこさんの追っかけでヨガの合宿まで参加したときです。

思えば、そこからヨガとのご縁ができ、細々と続けてきて今に至ります。

 

龍村先生にもその時お会いしました。

沖先生の一番弟子で、多方面で活躍されています。

(沖ヨガの本が家にあって、小学生の時に読んでいました!)

 

この本は、とても読み応えがありメモをたくさん取りました。

 

時間をかけて自分の中に取り入れたいと思いますが、今回はその一部を引用します。

 

第一章 ホリスティック医療とヨガ

まず、ホリスティックの意味について

つまり、ホリスティックとは、人間存在をからだ、こころ、氣、精神性。霊生、 などの有機的統合体と捉え、 社会・自然・宇宙との調和に基づく包括的全体的な観点から、健康、医療、教育などの問題を捉え直そうとする見方なのです。

ヨガは人間を全体的・総合的にとらえる哲学があり、全身を整える方法も持っています。

つまり、ヨガはホリスティックなもので、正しく行えばだれがやってもある程度の健康的な効果が期待できるものです。 

 

ヨガは心の修養、からだの修行、生活の修行を通じて、人間としてより良い生活をするための心身生活の鍛錬法を段階的に説いたものです

 なるほど、なるほど。

段階的に進めばいいんです。

やましたさんは「らせん階段のように」という言い方でした。

 

 うちこさんとのインド哲学の勉強でも、梵我一如をうまく説明できなかったのですが、わかりやすい解説がありました。

個体の外にあって個体を生かす力を「ブラフマン」と呼び個体の内なる生かす力を「アートマン」と呼んでいます 。この二つは本来別のものではなく同じ働きの異なった現れ方だとしています 。ブラフマンは簡単に言えば宇宙法則自然法則ですが、日本ではこれを「梵」と訳し アートマンを「真我・魂」と訳しています 。そしてこのブラフマンアートマンが一体化して本来の姿になること、すなわち梵我一如こそ、わたくしたちが生まれてきた目的であり、幸福であるとしています

これは悟りの境地に関することで、普段はなかなかこういう境地にはいきません。

が目指すものです。

 

第二章 洗心と瞑想の生活

ヨガの精神的な面について書いてあります。

 

洗心とは、心を清め感謝の気持ちを持つことだそうです。

そのために下座行と奉仕行をすべきだと書いてあります。

 

自らを下に置き、奉仕(対価を求めず)するのです。

 

う~ん。

清い心・・・すぐ汚くなってしまう心との戦いになります。

 

瞑想については 

 以前うちこさんも書いていたのですが、

「瞑想」と「冥想」の使い分けをしています。

夏目漱石も使い分けていました。

一般にはよく「瞑想」と書かれますが 私はあえて「冥想」の字を使用して 瞑想でよく説明される大脳の安定法、α波の誘導法などの技術と、釈尊がされたような生活全体を瞑想法とした「冥想」と分けています 「冥」の字が計り知れないほど広くて深いという意味を持つように 、冥想とは狭い感じ方や肉体的に囚われた考え方固定観念や無意識の偏見から離れて、 生活全般のあらゆる角度から、とらわれ・はからい・こだわりを浄化する生活法と解釈しています

 

 毎日10分でも冥想して心を観察すれば、心の霊的な進化が始まり健康になるそうです。

 

第三章  呼吸法と氣と プラナ

ヨガのポーズと言われるものは、 やりにくい姿勢や動作をして、その形を保ちながら深呼吸と意識集中を続ける 。・・・・ そうした方法によって初めて滞っていた氣が動き始め、うっ血していた血液が流れ出し、真の意味で血行が良くなるからです 。

確かに、一方の足を横にしたのに体は正面のままとか、無理な姿勢です。

今までアサナについて疑問がありました。

理にかなっていない、不自然な体型をなぜするのかしらと不思議に思っていました。

この文章を読んで納得できました。

 

 食欲のコントロールの呼吸法は、この 体を反らせて息をゆったり履く、連続呼吸を意識的に行ってみるのです。すると食欲が不思議とスーッと落ちてきて「もういい」となってくるのです。

これは試してみましょう。

欲求の呼吸を満足の呼吸に変える方法です。

 

欲しがるときは、そのものに対して前かがみで、眼は対象に吸い付いて、呼吸は止めていたり、吸う息が強くなっています。

コントロールするために、反対の行動をとるのです。

 

呼吸を変えることで、こころも変えてしまいます。

 

 限界を広げる呼吸法についても

からだを伸ばそうとする時に意識的にゆっくり吐く息で行い、 痛みを感じたらいったんそこで止めて、それ以上無理はせず 、深呼吸しながら、 顔を笑顔にして 、少しずつ伸ばす練習をします。すると痛感のレベルが下がってきて、もう少し伸ばすことができます。

アサナをしていて、もう無理だと思った時、これを思い出せるといいのですが。 

ウッティタ・パールシュヴァコーナアサナのときに試してみましょう。

笑顔にするってところが新発見です。

ヨガセンターでは、「顔・のど柔らかく」って言い方です。

 

無理をしてはなりませんが、痛快という「快感」を味わえる能力を育てないと、自己の本来もっている能力はどんどん制限され、不自由になっていることに気づかなくなってきます。からだを普段使わない方向へ深呼吸しながら使うことが、「体の手入れ」になり、老廃物を流すことになるのです。

お風呂とかで汗を流すとデトックスとはよく言われますが、アサナもからだのデトックスなんですね。

汗が出るとか便秘をしないとかの目に見えることだけでなく、からだの中でも血流・リンパ液などを動かし、なにかのメッセージ物質とかホルモンとか、たくさんが動いて、からだを整えてくれているのでしょう。 

 

うちこさんはよく、「火で燃やしてしまう」という言い方をします。

からだのなかの悪いものを、燃やしてなくしてしまうのです。

 

普段の生活では悪いものがたまりがちだから、なくす(=デトックス)ことを意識的にする必要があるのです。

 

そのために毎日ヨガの修行です。

 

呼吸プラナも見えないけど、ヨガの修練で感じることができるものです。

 

第四章丹田力と仏性力 

第五章自分らしく生きる 

は別記事にします。

 

土踏まずにも意識を届けて 偏平足も直ります。

土踏まずにも意識

足裏は広げ三点で押すとともに 、土踏まずを上げます。ヨガを続ければ、扁平足も直るのです。

 

立ちポーズではいつも 後ろ足を押します。その時、かかとの外側を押しますが、土踏まずを上げ小指側を押す というアクションが必要です。

 

最初はそう言われても 、土踏まずには意識が届きませんでした。 自分の意識で動くとは思えなかったです 。

先生の土踏まずは綺麗に上がっています 。

今日の練習ではみんなで土踏まずを上げる練習をしました。

 

親指の付け根を押し、小指側を床に押しつけます。

足の甲を内側から外側に巻いていく感じです。

わかりにくいかもしれませんが、平らだった土踏まずが


f:id:hoymin:20180315071633j:image



少し上がります。

変化が小さくて、お恥ずかしい!!


f:id:hoymin:20180315071654j:image

 少し練習を続けると、足がつりそうになり痛いです。

 

先生も昔は扁平足だったのが、練習の結果きれいに上がるようになったそうです。

継続は力なりです。

 

これは、家でも練習しましょうね、と宿題になりました。

いつかきれいに土踏まずが上がった写真をお見せしますね。

 

小さなところも、大きなところも体は変わります。

修行は続きます。

 

体調はターダアサナに出る

無自覚な姿勢で

練習中の立ちポーズで体重が前に傾いていると何度か手直しをされたことがあります 。

自分では気がつかなかったです。

その時最後のポーズでは別メニューになりました 。

他の方は最後に逆転のポーズまで行くのですが、わたしは早めにリラックスのポーズを指示されました。

私の立ち姿に 体調が悪いことを指導員の方が感じたのでしょう。

気持ちが上ずっていて 地面に根ざしていないのです。

スプタ・バッダ・コーナアサナで、心を頭を鎮めます。

 

前のめり

体が前傾するのは、

・情報を取りに行く気持ちが強い

・自分が自分がと、自己主張が強い

などといわれます。

 

内面に気持ちが向いていないのです。

練習中にも、

・かかとに乗ること

・後ろを感じること

を繰り返し指導されます。

 

 

日常でも

わたしは、とにかく情報をとりたがったりします。

不安を先取りして、気持ちが前のめりになりがちです。

 

だから、ヨガを続けて自分を変えようとしているのです。

 

日常生活で立つときも、ターダアサナを意識するようにします。

 

例えばバス停でバスを待つ数分も、ターダアサナの時間です。

キッチンでお皿を拭いていても、ターダアサナです。

 

前のめりになっていないかしら、かかとに乗っているかしら、と意識することで心穏やかなていねいな生活ができると思います。

 

それは、こころとからだが疲れない生活です。

 

修行は続きます。

アサナで使うのは、骨と筋肉だけではありません

基本の立ポーズ


f:id:hoymin:20180312211020j:image

*ヨガセンターにはいつもきれいなお花があります。香りも素晴らしい!

 

入門クラスの立ポーズは、基本的なものを反復練習します。

 

ターダアサナで立ってから、ジャンプして手と足を1mにひろげ、

ウッティタ・ハスタ・パーダアサナ

 

左足を60度内側に、右足を付け根から真横に向けて、体は正面のままの

パールシュヴァ・ハスタ・パーダアサナ

 

右足の付け根から体を倒して右手で右足の付け根をつかんで両手をつなげて床に垂直に


f:id:hoymin:20180312210142j:image

左足のかかとを押して太ももも押し左側の脚も腕も強いままで

ウッティタ・トゥリコーナアサナ

左足のかかとを押しながら起き上がって、左側も同様に

 

両足を1m10cmに開いてから右足を直角になるまで曲げていく

ヴィーラバドラアサナⅡ

左足のかかとを押しながら起き上がって、左側も

 

ヴィーラバドラアサナⅡからの展開で、脚の付け根から体を倒して

ウッティタ・パールシュヴァコーナアサナ

 

体の側面を最大に伸ばすます。

これが私は苦手でいつも汗だくになります。

気持ちよく決まるまでの道のりは長いけど、楽しみでもあります。

 

基本を繰り返し心を込めて

傾けた前方に気持ちも体重も行きがちですが、後ろの足のかかとをしっかり押しつづけます。

 

後ろ足のかかとを押し、太ももを押し、その力で胸を開き続けます。

手も指の先端まで意識を届かせて強くします。

 

後ろ足が浮きそうになるとき、眼でそこをしっかり見て、心を届かせます。

 

筋肉と骨だけでアサナをするのではなく、

知性も使うんです!

と純子先生が声を大きくして説明なさいます。

 

体と心と頭も使ってアサナをして、体と心を整えていきます。

これが、体操とヨガとの違いなのです。

 

アサナの練習は頭を使う練習でもあるんです。

 

 

小さな気付き にんじんスライスを気軽に



人参を下調理

人参を洗って袋に入れておきます。

すぐ使えて便利です 。皮はむきません。

千切りのスライサーで切っておくと便利とは思ってもちょっと面倒くさかったです。

最後まで スライスすることができず、残ったところをまな板と包丁を出してで切る必要があったからです。

きりきりまでスライサーを使って、何度も爪や指を削ってしまったことがあります。

 

でもちょっと考えて 工夫してみました 。

爪や指を切らないところまでしかスライサーは使わず後は残しておきます。

 

他の煮物の時に入れてしまえばいいのです !

f:id:hoymin:20180312071109j:image

なんて簡単なことなんでしょう。

こう考えるだけで随分楽になりました 。

 

これからは人参は スライサーで千切りにしたものを常備しておくことにします 。
f:id:hoymin:20180312071145j:image

 

ニラ玉炒めにもちょっと加えるだけで栄養的にも見た目にも良くなります。

 
f:id:hoymin:20180312071143j:image

 

 

考え工夫し続けること

それまでのやり方を考えもなく続けがちです。

いつもの行動を、意識を届かせて観察すると、新しい発見と工夫が生まれます。

 

こういう行動もヨガの練習で掘り起こすことができた私の力です。

体のすみずみまで意識を届かせ、正しい使い方を探すからです。

 

60才過ぎても、いつからでも新しい発見はあります。

自分を変えることができます。

そして、日々が楽しくなります。

大好きな朝食 軽めですまします


f:id:hoymin:20180311084904j:image

豆乳ヨーグルト

豆乳と牛乳を半分ずつ入れて作ります.

ヨーグルティアで42°で7時間 、簡単に作れ毎日のように食べます。

トッピングは

・はちみつ漬けのアーモンド

・ナッツ類 のMIX (かぼちゃの種、 ひまわりの種・クコの実、松の実)

・レーズン

・ブルーベリー

 

朝食は軽く

ヨガセンターの入門クラスが朝一番の曜日は、朝食は抜きます。

(朝食つくりはするので、お味見で少しずつ食べてますが・・・)

 

11時からクラスがある日は、普通に食べています。

いつもはご飯を普通に食べますが、今日は軽めにしてみました。

 

いつも軽めにしたほうがいいのでしょうが、家族に作るのでいつも一緒のメニュー。

でも、朝から揚げ物を食べて行った日は、ヨガの練習中もお腹と胸が重かったです。

 

朝食を抜いてしまうと、練習後の遅い昼食を大量に食べ続けてしまいがちです。

 

食欲との付き合い方は、まだまだ下手だなぁと思っています。

 

逆転のポーズをするためにも、もっと体を軽くしたいです。

 

今日の軽めの食事、ヨガのアサナで動きやすい体、かろやかな春に向けての一歩です。

 

 

 

GW合宿の申し込み始まりました

 年に2回の合宿

志木のアイアンガーヨガセンターでは、春と秋に合宿があります。

私は過去2回参加しました。

hoymin.hatenablog.com

hoymin.hatenablog.com

 今回もGWに3泊4日で実施されると案内がありました。

f:id:hoymin:20180309193321j:plain

 

合宿では

毎回ヨガセンターでの練習で

「今こうしてヨガをしている幸せ」

を感じるのですが、

合宿では

「ヨガだけをしている幸せ」

に浸ることができます。

 

合宿中では、家庭内や社会的な役割は全部なくなります。

師と弟子、先生と生徒というだけです。

先輩はほとんど年下です。

わたしは参加者の中で高齢者の部類に入るけど、ヨガを練習中修行中の仲間だと思います。

 

次回合宿は

次回の参加申し込み用紙を記入して、まだ手元に持っています。

迷いが出ています。

ふと思ったのです。

私はいつまでも皆さんと一緒にできると思っているけど、無理してないかしら?

と弱気が出てきます。

気持ちだけ若くても、体は老いていきます。

ヨガを続けてきて、若返ったような気持になり、できることが増えたりもします。

 

でも、できることが増えることを目標にしていると、できなくなることが増えたときに心が萎えてしまいそうです。

 

そういうまだ来ない未来に心を煩わせず、今のできることに向き合うのがヨガだと思いなおします。

 

できるできないではなく、体と心の変化を観察しながらヨガを続けます。

 

合宿は自分だけのために時間を使える贅沢な時間です。

ありがたい、楽しい時間と空間です。

 

今できることの幸せをかみしめながら、参加しようと思います。