70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

ヨガ合宿参加中

ゴールデンウィークはヨガ三昧

アイアンガーヨガの合宿に参加しています。

3泊4日で埼玉の施設に来ています。



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部屋はツインをひとりで使えました。

練習の後のウェアを洗って干したり、快適に過ごしています。


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窓からの新緑がキレイ。小鳥のさえずりも。

 

盛りだくさん過ぎて消化できない

毎日たくさんの練習と学びです。

アサナでは途中から別の楽なメニューに入ることもあるので、何とかついて行けます。

アイアンガー師の著作からの座学が有ったり、質問に答えてくださる時間もあります。

私が参加している入門クラスでは、まだ教えていただいていないプロップスの使い方を次から次へと説明され、すぐに実践練習です。

ペアワークでのアジャストの仕方も学んでいます。

 

メモを取っているので、内容は後からまとめる予定です。

後から読んでも判明不明のメモが多数。

練習が終わるとヘロヘロになるので、終わったらもう頭に残っていなくて思い出せない!

その時その時に集中しているので、前に教えていただいたことを振り返る余裕がないのです。

 

何とか絞り出して、記憶と身体に刻み込みたいものです。

別メニューでリラックス

ものもらい

目に異物感があるなと思いながら寝て、翌朝は左目が腫れてものもらいになっていました。

身体もだるくて、一日起きたり寝たりで、必要最小限の家事だけしていました。

そんなに疲れるような日常ではなかったので、理由がわかりません。

 

免疫力の低下

ものもらいの原因は免疫力の低下ということで、一日はヨガの練習を休みました。翌朝、眼の違和感はあり少し腫れていますが気分が良かったのでヨガセンターに出かけました。

でも、駅からセンターまで歩く間に疲労感を感じて身体に力が入っていないように思いました。

こんなふうに身体の状態をみるのは、ヨガの練習の前に体調を聞かれるからです。

自分の体調をしっかり把握して言葉で伝えるには訓練が必要です。

いつもヨガセンターに通う道すがら、考えています。

・ひざの状態はヴィラアサナはできるけど、スワスティアサナではまだ痛い

・風邪の治りかけで、背中の重さが取れない

・前回の○○アサナでは貧血気味になった 等々

 

このごろ不調が続き、「膝が痛いです」だけで終わらないことが多いのが悲しいです。

 

今日も、ものもらいのことを話すと、免疫力が低下しているからと別メニューになりました。

別メニュー

免疫力が低下しているとき、そして炎症があるときには無理しないで、リラックス系のアサナをします。

・ヴィバリータ・カラニで足を上にあげて10分以上 気持がいいので延長

・スプタ・バッダ・コーナアサナ 腕の上下にも座布団を入れてよりリラックス

・セツ・バンダ・サルワーンガアサナ ベンチとボルスター2つを十字に

 

今回私のために選んでいただきました。

 

人によって、場合によっての指示は経験を積んだ指導者ならではです。

 

そういう指導者目指して、遠くからも通っています。

 

そして、それぞれのアサナの間にスプタ・ヴィーラアサナを入れるのですが、私は膝が悪いのでお尻を高くしたり前に置くボルスターを2つにしたり、個別にスペシャルです。

 

こうして自分の身体に必要なプロップスの使い方も学ぶことができました。

 

これらのアサナはだいぶやり方を覚えてきたので、自宅でもできそうです。

 

体力がない時、疲れたとき、免疫力が低下したのではと感じたときは、今日教えていただきたアサナを役立てたいと思います。

 

本当は今日はヨガセンターに行くのはどうしようかと迷っていました。

明日は仕事で一日出かける予定なので、体力を温存したほうがいいかと思ったのです。

でも、頑張って行ってよかったです。

体調を正確に申告して、無理のない別メニューにしてくださり、帰りにはさっぱりと気持ちが明るくなりました。

 

顔の表情が良くなったのが自分でもわかりました。

家に帰って早速スプタ・バッダ・コーナアサナで休息を取りました。

 

自分の身体を見つめ、体調を知り、体調に合ったアサナをする、そんな知恵を深めるのがヨガでしょう。

 

ヨガをしているのにまだ虚弱だと思うのでなく、ヨガのおかげで深刻な状態にならず回復が早いと思います。

そして、回復のための方法を手に入れつつあることを、ありがたいと思います。

 

 

鎌倉文学館 小説を読み返す醍醐味

貴族の 別荘


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だったところ 有名な人が住んでいた 作品の舞台にもなっていた

 

三島由紀夫が小説の舞台にし、 佐藤栄作が国内外のお客をもてなしたという歴史ある建物です。

なんとも趣があります。 門までの坂道の木陰が 静寂。

その前に参拝した長谷寺の喧騒とはうって変って、 空気が違います。

 

鎌倉文士に関する資料がそろっているのですが、名前だけ知っていて 作品は知らなくて読んでいないものが多いです。

 

鎌倉文士

 

「鎌倉文士」という言葉が使われだしたのは昭和に入ってからです。もちろん、それ以前にも"萌芽"は確実に育まれていました。明治から大正にかけての泉鏡花島崎藤村夏目漱石芥川龍之介らの鎌倉滞在は、それぞれに、その執筆活動において重要な意味をもっています。

鎌倉文士

里見弴と久米正雄。大正13、14年に相次いで鎌倉に暮らし始めたこの二人が、いわゆる鎌倉文士のリーダー格。里見と久米は互いに求心力を発揮し、後に移ってきた文士たちのまとめ役となりました。それを象徴するのが昭和8年に発足した「鎌倉ペンクラブ」です。久米らが中心となって結成されたクラブには、里見はじめ永井龍男大佛次郎川端康成横山隆一小林秀雄島木健作ら42人の作家、文化人が名を連ねました。

鎌倉市観光協会のサイトから)

 

 

鎌倉つながりで少しずつ読んでいきたいです。これは、教養ってものですね。

日本の代表的な知性人を、知らないって言う事です。

 

鎌倉を舞台にした小説を読み、その場所を訪ねる、人生の楽しみ方を一つ増やせます。

まずは、川端康成の『千羽鶴円覚寺の茶室がでてくるのですから。

 

立原正秋

鎌倉と言えば、立原正秋が一番に思い浮かびます。

一時期彼の作品に読みふけっていたことがあります。

 

舞台になっている鎌倉は、観光地ではなく、古い伝統を大切にする人たちが自分を律しながらも心に燃え盛る炎を隠しながら生きている場所です。

 

出てくる女性は美しく着物が似合い、男性の厳しい審美眼に応えることができる知性と教養も兼ね備えています。

男性のというか、作者の理想像なんでしょう。

 

ちょっと夢物語のように美しい日本の姿が描かれていたように記憶しています。

あと、こんなに厳しい審美眼を持った男性のそばにいる女性は、緊張のしっぱなしでくつろげないだろうと思っていました。

作家の奥さんはどんな人かしら、本当に理想的な女性が身の回りにいたのかしらと考えをめぐらせてもいました。

 

たぶん30代で子育てに忙しかったころ。

現実離れした物語が心地よかったのでしょう。あの頃、鎌倉がとても遠いところのように感じていました。

 

今もう一度、彼の世界にも戻ってみたらどんな感想になるかしら。

 

小説を読み直す醍醐味です。

若いころたくさん小説を読んでおいてよかったと思えます。

 

 

 

毎日アサナの秘密を伝授される

秘密1

ウッティタ・トゥリコーナアサナとかウッティタ・パールシュヴァコーナアサナなどの基本の立ポーズで、広げた足の片方の膝は前向きでもう片方は真横に向けます。

アイアンガーではこのアライメントを厳しく指導されるのですが、難しいです。

特に身体は正面なのに、足先から膝・太ももまで真横にするのは、体の構造上無理なのではと思うほど、私には難しく思えました。

それを完成に使づけるための秘密を教えていただきました。それは、「平行線」です。

意識することで、自分の足がどのようになっているかを感じ、真横にしようとすることができやすくなります。

見えてはいないけど、足が気持ちの中で見えるようです。

 

デモしてくださる先生の足には、確かに平行線があります!!

 

これが秘密なのでしょう。

 

 

秘密2

今日は基本の立ポーズの秘密を、もうひとつ教えていただきました。

「かかと」です。

ウッティタ・パールシュヴァコーナアサナで90度になるまで曲げる足のかかとに乗ること、伸ばしているいる足のかかとの外側を押し続けること。

それが、腸骨を広げ身体を広げるための秘密。

 

道場に通うこと

アサナの秘密は道場でしか教えていただけません。

生徒の動きを見て、先生がこれぞという時に秘密を伝授してくださるのです。

 

受け取る側の準備も必要です。

 

同じことを聞いていても、生徒によって心に響いたり何のことかわからなかったりするのだと思います。

 

私も今までも何度も聞いていたけれども、体と心がまだそれを受け取る準備ができていなかったので、聞いていないことと同じです。

 

今、すごい秘密を教えて頂けたと思ったのは、それを理解し実践する準備が出来つつあるからだと思います。

 

「かかと」を押すように言われていても、今まではどうしても力が入らなかったのが、この頃ちょっとその感覚がわかり、押すことができるようになりました。

 

押すことができたら、アサナの完成形に近づき、気持ちよく胸に呼吸が入るのでしょう。

 

先生は、「今はきつくてできなくても、きっと気持ちよくなりますよ。」といつも励ましてくださいます。

先生たちのポーズは美しく身体が伸び、ポーズの後とてもさっぱりと気持ちよさそうなのです。

アサナで体が伸び、心が落ち着き、純粋になったようなのです。

 

 

純子先生がおっしゃいました。

「道場に来た時と違って、練習を終えて帰るときはさっぱりとした笑顔になる」

 

それが、道場に通うことです。

 

ホステルでヨガレッスン

ヨガレッスン受け放題

鎌倉旅行で泊まったホステルでは、ヨガスタジオ

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が併設されていてレッスン受け放題のプランがありました。

 

予約の段階では、宿泊日の夕方と翌朝の8時からのレッスンだけでした。

朝のレッスンの先生が良かったので、続けてもう1レッスン続けて受けて、合計3レッスン受けました。

アイアンガーヨガセンターに通い始めて、久しぶりに受ける他の流派のヨガのレッスンです。

身体が他のレッスンではどのように動くか楽しみでした。

 

しっかりアライメントに気を配る訓練ができているので、どんなレッスンでも大丈夫だと思っていましたが、いつもしていないアサナでは体が動かないだろうとも想像しました。(たとえば、後屈とか鳩のポーズなんか)

 

スタジオに行ってみて、ボルスターやブロックが用意されているので、ちょっと安心しました。アイアンガーに似ているのかしらと思って。

 

ヨガスタジオと言っても、ピラティスや骨盤調整のようなクラスもあります。

最初の日に受けたクラスはビューティ・ペルヴィスというインナーマッスルを鍛えて骨盤を整えるもの。秋津のスタジオでも受けたことがありますが、私の苦手な動きです。

 

 


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なれない動きに四苦八苦しながらも気持ちよく身体を動かしました。

 

地元の人と

スタジオもホステルも、昨年オープンしたばかりで設備もきれいでした。


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ヨガスタジオには、常連の地元の人たちと宿泊者とが参加します。

男性や夫婦連れの方もいて、もうしっかり地元に根付いているようです。

講師の先生も、営業っぽい愛想笑いをすることはないのですが、営業努力はしているなって感じがしました。

ヨガセンターが全然そういうことがないからでしょう、少しだけ感じました。

 

二日目のヨガの先生は、雰囲気も良く教え方もていねいでしたので、続いて2レッスン受けました。

どこかで練習してますかという話になり、志木のヨガセンターに通っているというと、遠いけどいつか行きたいと思っていたそうです。

 

初心者クラスだったせいか、アサナは簡単(たとえば足は揃えず腰幅)なものが多かったです。

疲れていたのかバランスのポーズはぐらぐらしたりしながら、ガイダンスに沿って動くことに集中していい時間を過ごすことができました。

初めての場所、始めての先生、知らない人ばかりの教室でもヨガなら自分に集中でき楽しめます。

 

帰りにロッカーで地元の叔母さま方と一緒になった時、わたしがジーンズをはいたとき

「あ、足がまっすぐだわ!」と言ってくれたのがとてもうれしかったです。

アイアンガーで

 

膝を上にあげて!

腿を骨に押し付けて!

 

と言われ続けていることの成果かも知れないです。

 

 

私の身体、だんだん変わってきているのかしら。

 

 

 

気持ちのいい空間

半地下のスタジオですが、窓からお庭が見えてとても気持ちのいい空間です。

 

次回もここのヨガレッスンを受けながら、海岸を散歩したりお寺を巡ったりの鎌倉散歩を楽しみたいです。

 

私の息抜きのとっておきの場所になりそうです。



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鎌倉旅行3日目

小町通り

由比ヶ浜のホテルから歩いて鎌倉駅まで行きました。

お天気も良く温かくて散歩日和。

鎌倉は狭くて歩いて回るのが便利です。

 

『受け継ぐ暮らしより子式・四季を愉しむ家しごと』の著者坂井より子さんが洋服を購入しているという洋服屋さんを探したのですが、御成店を探したのですが見つからず、そのまま歩いて小町通り店を探すことに。とっても近いのですから。

 

10時前についてしまったので、お目当てのお店は閉まっていて場所だけ確認してから小町通りをぶらぶら八幡様まで。まだ朝早いのでどこもゆったりしています。

洋服をみたりしているうちに、どんどん人が増えてきました。

 

 

鶴岡八幡宮ボタン園

鶴岡八幡宮は一日目に上から降りてきたので、今日は下から登っていきました。

太鼓橋を過ぎてすぐ横で、ボタン園があります。

神苑ぼたん庭園

*花と緑の図巻さんのサイトからお借りしました。

 

ちょうど花の盛りのようでボタン祭りが別料金で開催されていたので、それをゆっくりじっくりのんびり見て過ごすことにしました。

 
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人ごみはもう嫌だったので、こちらの有料庭園を楽しむことにしたのです。

おかげで、ベンチで座ったりもでき、リスを見つけて他の来園者とお話したりのんびり過ごしました。

 
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連日お寺を見てきたので、もうお寺の建物を見る気がなくなってしまったのです。

シラスどんぶり

小町通りを駅近くまで戻ってきましたが、お昼近くになり人出がどんどん増えてきました。

急にあたたかくなり桜も咲き始めてきて、お出かけ日和です。

横浜とか近くの方たちは、この陽気を見定めてから出かけてくればいいのでしょうから、うらやましいです。

 

鎌倉らしいものをと名物のシラス丼をいただきました。


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お昼少し前に着いたけど何人か待っていて、人気のお店のようです。

今日は不漁ということで生シラスがなかったのが残念。

他のお客さんも言っていたのですが、「今日は生シラスはありません」と外に表示してくれていたら、親切だと思います。

席に座ってから「生シラスはありませんがよろしいですか?」って聞かれてもね。

 
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でもごはんよりたくさんのシラスが盛ってあるどんぶりは健康的でおいしかったです。

身体にも心にもやさしくて、鎌倉に来たんだなぁという気持ちにさせてくれました。

シラス丼に赤だし味噌汁とおつけもの。

家に帰って早速真似してみました。

たまにはこんな簡単でおいしいご飯がいいです。

 

鎌倉の買い物 お土産はじゃこ

お目当ての洋服屋さん「テイクオフ」にもちょっと入ってみましたが、お値段を見てあきらめました。

あこがれのライフスタイルですが、今の私はもっとチープで飾らない洋服がふさわしいです。

お金を使うのも、ヨガのレッスンに集中したいし。

 

でもときどきはお店をのぞいて感性を磨いておきたいと思えるお店です。

いいものを買いたくなったときは、こういうお店でじっくりお気に入りを手に入れたいです。

本当に気に入って自分に似合うものを手に入れることの努力は続けたい。

鎌倉だけでなく東京の目白にもお店がありました。

 

お土産は身体にもよさそうな乾物類を鎌倉っぽいお店で。

だしとか乾物類をたくさん扱っていて、欲しいものがたくさんありました。

無添加のじゃこや煮干しをお土産に買って、私らしい鎌倉土産になりました。

 

つくづくわたしは見た目より実利優先なんだと、再認識。

 

 

旅行後

のんびりとした2泊3日の鎌倉旅行だと思ったのですが、その後

 

寝込みました。

 

二日くらい起きることも食べることもできなくて。

 

帰って次の日にはヨガセンターに出かけるほど元気だったのですが、その次の日くらいから。

1週間ほどしてヨガセンターには復活できましたが、体力に自信がありません。

こんな虚弱な体で外国バックパックやインド旅行なんてできそうもありません。

 

さしあたってゴールデンウィークに申し込んであるヨガ合宿が心配。

 

自分の身体を見つめなおします。

今回の鎌倉旅行とそのあとの不調、心身のリセットだったのでしょうか。

 

鎌倉旅行2日目

朝食

朝は8時からヨガのレッスンがあるので、朝食はどうしようかと迷いましたが、軽くいただくことにしました。

レッスンが終わってからでは、朝食時間が終わってしまうからです。

食パンとシリアル、飲み物が用意されていてセルフサービスです。

おかずはポテトサラダだけですが、それで十分だと思いました。

ファミリールームもあるので家族づれもいましたが、若い人が多いようです。

外国人も、もしかしたら半分くらいいたかも。

その日の観光を楽しみにしている人たちの、明るい活気の感じられるいい雰囲気でした。

 

光則寺

長谷寺への参道がとても混んでいたので、横の道を登っていったらお隣の「光則寺」についてしまいました。

丁度朝市をしていて、休憩用のブルーシートが敷かれていたのでお花を眺めながら人々を観察しました。地元の人たちが、コーヒーやお菓子、エスニック料理、鉢植えや小物露店を出しています。顔なじみも多い様子で、くつろいでのお花見に交じることができて、私もちょっと鎌倉人気分を味わいました。

お寺の中もお花が多くて見ごたえがありました。


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長谷寺

今日の本命の長谷寺です。ここでは、毎日写経体験が出来るということで早速書院での写経から始めました。


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椅子席と座っての写経とあるのですが、ほとんどが椅子席を使っていました。

小筆と筆ペン、ボールペンや鉛筆まで用意されていたような気がします。

私は筆ペン。

 

私と同年代の女性二人が、正座して写経をしていたのですが、なんだか字まで上手そうに見えました。手元はよく見えなかったのですが、小筆で真剣に書いているよう。

書道をしているお仲間かしらなんて妄想していました。姿勢もよかったし。

 

そんな妄想してはいけないと気を取り直し、これも一種の瞑想なのだからと写経に集中しました。小一時間で書き上げ、奉納(?)しました。

持って帰れないのがいいですね。

下手に書いても、あとくされがないと言ったら罰当たりでしょうか。

 

たくさんの観光客に交じって、境内を回りました。

 

 

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境内はとても広くて、外国人も含めた観光客がたくさん詰めかけていました。

見どころもいっぱい。


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他人とは違う、ちょっとあぶなかっしいところに置きたい気持ちはわかります。

私もそうしたい欲望に負けそう。

 

見晴らし台からは湘南の海もきれいに見ることができ、明るく温かい幸福な場所でした。

もっと眺望のいいらしい散策路がありましたが、これも膝のことを考え今回はパス。

「観音ミュージアム」が面白そうでそそられましたが、これもパス。

初めての鎌倉は、今回は疲れすぎないよう下調べ感覚です。

 

一日1つくらい見るのがいいのではないかしら。鎌倉に来るごとに一つのお寺をゆっくり味わうような旅にしたいです。

 

それぞれ拝観料もかかることですしね。

 

今回はお気に入りを探すための、探索を兼ねての鎌倉一人旅。

 

鎌倉文学館

鎌倉文士という言葉は知っているのですが、どういう人たちがいてどういうくくりになっているかはよく知りませんでした。

この文学館は鎌倉ゆかりの文学、特に鎌倉文士をテーマにした鎌倉市立の資料館です。

ただ鎌倉に住んでいたというだけでなく、グループを作って活動していたことなどがわかりました。

戦後皆が本に飢えていたとき、自分たちの本を持ち寄って「貸本屋」をしていたなんてことを知ってびっくりしました。

川端康成(だったかな)がお店番をしてたなんて!!


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建物も鎌倉を代表する別荘建築だそうで、加賀藩前田家の別荘だったところで、そのあと有名人が所有滞在していたという年代ものでした。

邸宅の前に広がった芝生のお庭、ここでガーデンパーティなんかも催されたかも。

漱石の「それから」で外国人を招いたガーデンパーティの場面があったけど、こんな場所だったのかしらと想像しました。


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ここは三島由紀夫の小説の舞台になったようなので、それも読んでからまた来訪してみようと思います。

 

 

温泉と懐石料理

2泊目の宿泊は和風リゾートホテル

箱根から運んだという温泉を楽しみ、夕食は目に鮮やかで季節の野菜をつかった懐石料理でした。

由比ヶ浜のすぐそば。

山側で海が見えないお部屋だからという、お得プランでした。

シングルルームはそれしか選択がなかったのですが、せっかく海のそばに来ているのだから部屋の窓から海を見たかったと思いました。

翌朝も海岸を散歩したのですが、海はいいですね。映像も音もアルファ波で癒してくれます。

普段デジタルばかり見つめている目には眼福です。

そのためにだけ、鎌倉に来てもいい。
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部屋でいながらに夜明けや夕闇の浜辺を見ることはそれだけの価値があります。

お天気も良かったので余計そう思いました。

海の青、空の青、白い雲、やはり気持ちいいです。

 

『こころ』の主人公と先生が出会った場面を想像しながら、はたして二人の関係はボーイズラブだったのかしらと、考えてみました。

それまですごく年輩だと思っていた「先生」がすこしマッチョな青年像に変化しました。

でも、二人の結びつきはとても精神的なもので惹かれあっていたのだと思うのです。